『20代の20代のいま、やっておくべきお金のこと』中村芳子著 まとめ

お金
20代のいま、やっておくべきお金のこと新版 [ 中村芳子 ]
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  1. 生命保険は必要最低限のものにできるだけ安く入る。いくつになっても。
  2. ビンボー項目とぜいたく項目を作って生活にメリハリをつける
  3. 奨学金の返済は怠らない。余裕があれば繰り上げ返済。
  4. 本当に本気なら「好きな仕事」で食っていける
  5. 逃げの転職でなくステップアップでなければ意味がない
  6. 貯金には2種類ある。「取り分け貯金」と「増やす貯金」
  7. 口座は最低4つに分ける
  8. 給料3カ月分の貯金ができたら投資を始める
  9. 投資信託の積立を始めるには大きく2つの方法がある
  10. 投資には2種類のスタンスがある
  11. 投資は5年以上使う予定のないお金で分散投資が基本
  12. リスクのある商品を買う時はここに注意!
  13. 増やす一歩は「投資信託」から。株より安全、貯金よりずっと有利。
  14. 初心者に優しいネット証券の条件
  15. 株入門は1万円から帰るインデックス・ファンドから
  16. 投資信託は積立で買うとなかなか利回りが期待できる
  17. インデックス・ファンドを経験したら新しいファンドを足そう
  18. 外国株ファンド以外で外国に投資する方法は外貨預金とMMF
  19. 外国に投資するのは増やすため守るため
  20. 外貨に投資する時は為替手数料に注意。マイナーな通貨ほど高い。
  21. 株式投資するならネット証券。本を2冊以上読んで研究しよう。
  22. アメリカで定番と言われている投資本
  23. 絶対に手を出してはいけないハイリスク商品
  24. 自己投資しなければ自分の価値は上がらない
  25. 英語は安く勉強できる
  26. 「資格」は実力と経験が伴わなければ何の役にも立たない
  27. 資格取得を検討する際のチェック項目
  28. 新聞を読まないやつはこの先生き残れない
  29. 家を買う時の心得
  30. 今後10年のライフプランを考えて、夢と希望と現実をすり合わせる練習をしよう
  31. 20代、30代で個人年金に入るのは損。備えるのは40代からで十分。

生命保険は必要最低限のものにできるだけ安く入る。いくつになっても。

  • 20代の独身は「医療保険」のみ。入院時に一日5000円の支払いがあるもので十分。
  • 死んでも誰にもお金を残す必要はないから死亡保障は不要。年金もまだいらない。
  • ネット系の保険会社は内容がシンプルでわかりやすく保険料が安いものが多い。
  • 月2000円~3000円で収める。

ビンボー項目とぜいたく項目を作って生活にメリハリをつける

  • 自分に向いた楽しめるビンボー。(例:自炊をするとか)
  • ぜいたく項目はできれば「物」以外で。
  • 見栄のためではなく、人に見せることがなくても絶対に手に入れたいもの、今や将来の自分を豊かにしてくれるもの・ことに使えるといい。

奨学金の返済は怠らない。余裕があれば繰り上げ返済。

  • まず現状をきちんと把握すること。毎月の返済額、残高、利子、あと何年かかるか。
  • 年収の半分の貯金ができたら繰り上げの目安。半年に1回くらい繰り上げる。(根拠や具体的金額の記載なし)
  • 返済が難しくなったらすぐに機関に相談すること。
  • 滞納が3カ月間続くと個人信用情報機関に登録される。ローンが組めなくなったりする。

本当に本気なら「好きな仕事」で食っていける

  • 大切なのは好きなことを仕事に結び付けて仕事にする能力と手段を考えること。
  • そのためには20代のうちにいろいろな仕事にいろいろな形で挑戦したい。
  • いろんな人に出会う。今はない仕事を作り出すこともできる。
  • フリーランスで食べていくには会社員の何倍もの仕事のスキル、交渉力、人間的な魅了、精神力、肉体的な強さが必要。
  • 会社が守ってくれないからお金や税金、保険の知識も学ぶ必要がある。

逃げの転職でなくステップアップでなければ意味がない

  • 逃げ=仕事がつまらない、人間関係が上手くいかない、上司が嫌。
  • 世の中に自分の希望に100%合う会社なんて存在しない。
  • 次の職場でもすぐ不満がたまり転職を繰り返すことになる。
  • ステップアップ=やりたい仕事ができるから、専門性が伸ばせるから。
  • 一時的に収入が下がっても長い目にみると大きなプラスになる。
  • 自分の能力が伸びれば自信も増す。収入も後からついてくる。
  • ステップアップの転職なら何度繰り返しても問題ない。ただし自己満足にならないよう客観的に見てもステップアップしていることが重要。

貯金には2種類ある。「取り分け貯金」と「増やす貯金」

  • 使うための貯金=出費の時期や額が決まっていて貯金というより「取り分け」。
  • (例)半年後の旅行費用、マンションの更新費、保険代、家電買い替え代、引越し費用。
  • 増やす貯金=将来のために貯めていく貯金。
  • (例)結婚、家の購入費、3年後の留学費用。
  • それぞれ手取りの10%ずつは貯めておきたい。
  • 増やす貯金からつい保険料などを支払ってしまわないよう二つの貯金は必ず口座を分けておくこと。

口座は最低4つに分ける

人は思っている以上に意思が弱い。貯めるべきお金を使いこんでしまわなように口座を目的別に使い分ける。

①「生活口座」

  • 給与に振り込み口座をこれに当てる。
  • 家賃、公共料金、クレカ、生活費の引き落とし。
  • この口座を見るだけで大体のお金の流れが大体管理できる。

②「緊急費口座」

  • 生活費1~2カ月分を銀行の定期預金にして総合口座にする。
  • 総合口座にしておけば普通預金口座残高が0円になっても定期預金口座の90%まで借りて引き出すことができる。

③「取り分け貯金口座」

  • 銀行の貯蓄預金かネット証券のMRF(マネーリザーブファンド。証券版の普通預金のようなもの)がおすすめ。
  • 年収の10%くらいが目安。

④「増やす貯金口座」

  • まず給料天引きの財形貯蓄や銀行の自動積立口座など安全なもので。
  • それに投資信託など投資型の金融商品を組み合わせる。
  • 増やす口座は10年以上運用していくものだから1%でも高い利回りを目指す。

給料3カ月分の貯金ができたら投資を始める

  • 緊急資金、1ヵ月分の取り分け貯金が貯まったら投資を始める時期。
  • おすすめは株を買うのではなく、「投資信託の積立」を始めること。

投資信託の積立を始めるには大きく2つの方法がある

①(簡単)預金口座を持っている銀行に投資信託口座を開き、投資信託積立を申し込むこと。

ベーシックな投資だけなら銀行でも十分に間に合う。

②ネット証券に口座を開くこと。

投資のメニューが銀行より多い。ネット証券で投資を始めるには証券会社のHPから口座の開設用紙を請求する。必要事項を記入し返送すると口座を持つことができる。まずMRF口座(証券総合口座)を持つことになる。

投資には2種類のスタンスがある

①小遣い稼ぎ

  • 値上がりしそうな株式を100万円分買い、130万円に値上がりしたところで売って30万儲ける。
  • 数週間など短期間で結果を出そうとするので読みを間違えると逆に損することもありリスクが大きい。
  • 開始時にまとまったお金が必要になる。
  • 銘柄選びや売り買いのタイミングを計るための知識やテクニックが必要となるため、これをやっていいのはセミプロ以上だけ。

②資産作り

  • 毎月1万円ずつ投資信託に積み立てて10年後に120万円~150万円くらいを目指す。目標はインフレ率+αくらい。
  • 少ないお金から始められる。
  • 数十年かけて自分の資産を増やす必要がある全ての人がやるべき。

投資は5年以上使う予定のないお金で分散投資が基本

  • 小遣い稼ぎでも資産作りでも投資にはリスクが伴う。
  • 投資におけるリスクの定義とは、値段が上がったり下がったりすることで、かつそのタイミングや金額読めないこと。
  • このようにリスクを伴う以上5年以上使う予定がないお金でやるべき。
  • ただし同じもの(例えば株式)でも、投資のやり方でリスクは変わってくる。
  • 短期で大きく儲けようとするとリスクは大きく、ゆっくり時間をかけて少し増やそうとするとリスクは小さい。
  • 投資で大切なのはリスクのコントロール。損をなるべく出さない、なるべく小さくすることが一番のポイント。
  • そのための王道は「分散投資」。お金をまとめて一つのところに入れずいくつかに分けること。種類も時間も分ける。
  • この本で投資信託を進めているのは、株を1、2種類(銘柄という)買うより、数十~数千銘柄をパッケージにした投資信託を買う方が、はるかにリスクが小さいから。

リスクのある商品を買う時はここに注意!

①5年以上使う予定のないお金で買うこと。

②同じ銘柄ばかり買わないこと。

③性格の違う商品、銘柄を組み合わせること。

④まとめて1回で買わないこと。

⑤買う時期を分散させること。積立が理想的。

⑥1つの銘柄の値動きだけを見ないで、リスクのある商品全体の合計金額の動きを見ること。

⑦信用取引などハイリスクのものには手を出さないこと。

増やす一歩は「投資信託」から。株より安全、貯金よりずっと有利。

  • 投資信託=ファンド=お金のかたまり
  • 基本のファンドは主に株式や債券に投資するファンド。
  • 仕組みは世の中の一般の人たちから証券会社や銀行が窓口になってお金を集め、それを数百億円から数千億円単位にまとめて、運用の専門会社が運用する。
  • 運用とは株や債券のように値段が動いたり利息がついたりするものを買ったり売ったり、持ち続けたりすること。
  • その儲けを投資した人たちが投資した額に応じて分け合う。
  • ファンドにはMRFのようなわりと安全な(株式が入っていない)ものから、ほとんど株式で運用するものがある。
  • 株式が多いと株式と同じように毎日値段が上下する。
  • アメリカやヨーロッパ、アジアなど外国の株式で運用するものもある。
  • 預金では年1%以下の利息しかつかないが、株で運用するファンドなら年10%以下も夢じゃない。ただし悪い時はマイナス10%以上になる。
  • このリスクを小さくするために、分散のテクニックを使う。
  • 株は数十万~数百万以上の預金がないと投資できないが、株式ファンドは1万円や1000円(ネット銀行)から始められる、
  • 少しずつ買ったり組み合わせられるのが魅力。
  • 資産作りのためには安全な財形貯蓄や銀行預金ばかりじゃなくてこのファンドを使いこなすのが絶対に必要だ。

初心者に優しいネット証券の条件

  • HPがわかりやすい。
  • 難しい言葉の解説がある。
  • 初心者のための勉強のページがある。
  • 投資信託の手数料が安い。
  • パソコンでの操作がしやすい。
  • コールセンターでわからないことがすぐに聞ける。
  • 投資信託の種類が多い。
  • スマホでの取引がしやすい。

株入門は1万円から帰るインデックス・ファンドから

  • 最初に買うべきファンドはインデックス・ファンド。
  • どの証券会社、銀行でも必ず売っている。
  • 単価は1万円または1000円。
  • インデックスとは株の動きを表す数字。指数。
  • インデックス・ファンドは全銘柄を買って指数と同じ動きをするように作られている。
  • 全体の株価が上がればファンドも上がり、下がれば下がる。
  • 銘柄を選ぶ手間をかけずに株式が買えて便利。
  • 株価は長い目で見れば上がるというのが資本主義の考え方

投資信託は積立で買うとなかなか利回りが期待できる

  • 毎月1万円、2万円と少しずつ買う。
  • ほとんどの銀行、ネット証券では自動積立ができるのでこの仕組みを使う。
  • 毎月3万円貯金できるなら、1万円を天引きの財形貯蓄、1万円を自動積立口座、1万円をインデックス・ファンドで積み立てるといい。
  • インデックス・ファンドのように毎日値段が変わるものを一定金額ずつ買っていくと「ドル・コスト平均法」という投資技法が働く。一度にまとめて買うよりも安く買える可能性が高くなる。
  • 安く買えれば期待できる利回りも高くなる。またタイミングを間違えて一番高い時にまとめて買ってしまうリスクも避けることができる。
  • マネー初心者はインデックス・ファンドを毎月積立で買う。この方法で投資の上級者に見劣りしない成績・利回りが狙える。

インデックス・ファンドを経験したら新しいファンドを足そう

  • 自分が買ったインデックス・ファンドが今いくらか銀行やネット証券のHPで確認できる。
  • ログインすればリアルタイムの残高が分かる。
  • 1つ目は日本株のファンドなので2つ目は海外のファンドがいい。値段の動き方が日本株とは違うから。
  • 違う動きのものを組み合わせるのが分散投資の基本テクニック。
  • 候補は2つ。1つは外国の株式や証券に投資するファンド。
  • アメリカの株式に投資する「アメリカ式ファンド」や世界の株式で運用する「国際株式ファンド」などがある。
  • 海外の株式と証券を組み合わせたファンドもある。これもいい。
  • 名前や運用の方針は様々。銀行やネット証券でどんな海外のファンドを扱っているか調べてみよう。
  • ただし経済が急成長している新興国(アジアなど)に投資するファンドには気を付けよう。大きく値がりして話題になることも多いが、発展途上の小さな国の株式は先進国や大国の株式に比べて値動きが大きい分リスクがある。これらに手を出すのは経験を積んでからにしたい。
  • 外国式ファンドもインデックス・ファンドと同じで毎月自動積立で買うのが基本。
  • 2つ目は外貨MMFや外貨預金。外貨MMFは外国に投資するファンドの一種だが、株式が入っておらず外貨預金に近い。

外国株ファンド以外で外国に投資する方法は外貨預金とMMF

  • 外貨預金は預ける時に約束された金利が払われる。国内の預金と同じ。
  • 外貨MMFは大体予想された利回りが得られる。
  • どちらも元本割れはない。
  • 米ドル、ユーロ、オーストラリアドルなどがメジャーな通貨。
  • 金利はその国の金利水準で決まる。
  • ただここで元本割れがないというのはその国の通貨で見た場合。円高の時に日本円に換金すると損をする。(実際は手数料がかかるのでもっと損)

  1ドル=150円(円安)       1ドル=50円(円高)

10ドル=1500円         10ドル=500円

  • 外貨式ファンドを買う人は値段が動くぞと覚悟するけど外貨預金は「預金」という名前だから安全だろうと安心して預ける人が多い。
  • 外貨預金やMMFに魅力を感じるのは金利が高い時。
  • 日本で定期預金の利息が0.1%以下の時にオーストラリアの定期預金が2%だったりする。だったら円をドルに替えて定期預金する方が得。(ただし手数料に注意。)
  • 同じように日本の株が全然上がらずアメリカの株がどんどん上がっている時。アメリカのファンドを持っていれば利益が出る。

外国に投資するのは増やすため守るため

  • 日本の株式が長く停滞していて外国への投資が必須になった。
  • 海外の金利が高い時に外貨預金する。海外の株が上がっている時に外国株ファンドを買うのは正解。つまり増やすため。
  • それだけでなく円安や日本の株安の時に外国に投資するのも重要。資産を減らさず守るため。

外貨に投資する時は為替手数料に注意。マイナーな通貨ほど高い。

  • 外国に投資する商品全てに共通する注意点は、「為替リスクがある」と「為替手数料がかかる」だ。
  • 為替リスクとは為替レート(1ドル=○○円という交換レート)が日々動いて予想できないこと。読みが外れると損をする。
  • 預けた後に円高になると損をする。これが為替リスク。逆になると儲け。
  • 為替レートは日々変わるがこの幅は意外に大きく、1年間で30%~40%動くこともある。
  • 株式とそう変わらないのでこのリスクの大きさを知った上で外国ものに挑戦してほしい。
  • 為替手数料は円を外貨に、外貨を円に換えるときの手数料のこと。
  • 預ける時と引き出す時の2回かかる。
  • 米ドルの場合都市銀行などでは1ドルにつき片道1円、往復で2円かかる。
  • 証券会社の外貨MMFは片道0.25円のところが多い。
  • ネット銀行では片道0.15円のところもある。
  • 1ドル=100円で往復2円の手数料なら2%、つまり2%以上の利益が出ないと手数料を引いたらマイナスになるということ。
  • 為替手数料は通貨によって違い、米ドルが一番安く、マイナーな通貨ほど高くなる。
  • 手数料が高いと金利が高くても利益が出づらい。
  • 外貨投資する時は手数料がいくらかを必ずチェックして試算する。
  • 少しでも安い金融機関を探して投資しよう。

株式投資するならネット証券。本を2冊以上読んで研究しよう。

  • 個別の株式投資をするならネット証券に口座を作ろう。
  • 店舗のある証券会社に比べると株式売買の手数料が各段に安く、24時間売買の注文ができて便利。
  • 最新の企業情報を得たり、リアルタイムで株価の動きをチェックできたり、分析ツールが使えたりと、腕が上がるほどプロ並みのテクニックを使い売買できるようになる。
  • 投資を始める前に株式投資のベーシックな本を最低2冊読もう。
  • 違う著者の本がいい。1冊は日本人著者のものを、2冊目はアメリカ人著者のものというのもおすすめ。
  • 小遣い稼ぎ投資は短期決戦なので損するリスクも大きい。
  • 投資額が半分になっても毎日の生活にも将来のプランにも影響がないという「余裕資金」で投資することが大切。
  • 儲けを小遣いとして使わず再投資して大きくしていきたい。
  • 資産作りの投資はすぐには結果が出ない。
  • うまくいけば10年後の自宅購入の頭金に、40年後の優雅なリタイア資金にすることも夢じゃない。
  • 発売直後のものより出版されて数年以上たって評価が定まった本が安心。

アメリカで定番と言われている投資本

  • 『ピーター・リンチの株で勝つ』ピーター・リンチ
  • 『敗者のゲーム』チャールズ・エリス
  • 『ウォールズ街のランダムウォーカー』バートン・マルキール
  • 『マネーの常識』ジョン・C・ボーグル

絶対に手を出してはいけないハイリスク商品

  • 外貨証拠金取引(FX)=元金(証拠金)の10倍程度の資金を借り、「外貨」を売買する。
  • 商品先物取引=商品先物市場に上場されている「商品(原油、小麦など各種)」先物を数%の証拠金で売買する。
  • カバーワラント=株式などの「買う権利」や「売る権利」などを売買する商品。
  • 株式の信用取引=元金(委託保証金)と証券会社から借りた資金で、元金のおよそ3倍の「株式」を売買する。
  • 金先物取引=先物市場に上場されている金先物を5%~10%の証拠金(保証金)を差し入れて売買する。

自己投資しなければ自分の価値は上がらない

  • 自分の将来の価値を高めるために使うお金のこと。
  • 今生きるため、今楽しむためだけにお金を使っていては多少貯金が増えても自分自身の能力、可能性、体力は伸びない。むしろ頭も体も固くなっていく。すると収入も減っていく、あるいは増えない。
  • 自分の価値を高め時代に置いて行かれないために、時間・エネルギー・お金を有効に使うことはとても大切。
  • 今自分が伸ばしたいところはどこか、苦手はどこか。
  • そのために週に1時間、月5000円だけでも投資するプランをたててはどうか。
  • 自己投資の例=健康、美貌・ファッション、アカデミックな知識(読書、語学レッスン、映画)、人間関係、仕事に関連した知識(資格取得、MBA)など。

英語は安く勉強できる

  • ラジオ英会話
  • 英語の新聞、雑誌を読む
  • yutubeで英語の動画を見る
  • ネットで英語のニュースを読む
  • 外国人バーに行く
  • 国際交流パーティー、英会話サークルに参加する
  • 映画を英語で見る(英語字幕付きが効果大)
  • オンライン英会話

「資格」は実力と経験が伴わなければ何の役にも立たない

  • 自己投資=資格取得ではない
  • 資格は使ってこそ意味がある
  • 使えない資格なら取るだけ損。時間もお金も。
  • 資格を取ろうと考えるならそれが具体的にどんな役に立つか考えて見よう。
  • 資格の勉強を始める前にその資格を持って仕事をしている人、2人以上に直接会って話を聞いてみるべき。
  • 30代以降にものをいうのは実務経験と仕事の実力 ・活かせない資格より今の仕事の実力を磨く方がずっと実りが大きい

資格取得を検討する際のチェック項目

  • 今の仕事でこの資格がないと困る
  • 今の仕事ですぐ役に立つ
  • 今の仕事で資格手当がつく
  • 転職のために絶対必要(あれば転職できるかもは×)
  • この資格がないと就職できない(あれば就職できるかもは×)
  • この資格がないと独立できない(あれば独立できるかもは×)
  • 資格そのものより勉強することが目的で、目的がはっきりしている
  • その資格で仕事をしている人の話を実際に聞いて納得した

新聞を読まないやつはこの先生き残れない

  • 新聞代は絶対に削ってはいけない。
  • 絶対に欠かせない自己投資。
  • テレビのニュースは内容が少なすぎるしネットは興味のあるものだけをチェックして終わってしまう。幅広い情報をカバーできず深さも足りない。

家を買う時の心得

  • 頭金は最低でも20%。そうすれば金利を少し安くしてくれる。
  • ローンは税込年収の4倍以上は借りない。家の値段の80%で考えるのではない。これなら毎月の返済は手取りの約25%以下に抑えられる。(金利2%、25年の場合)返済が25%を越えると毎日の暮らしが苦しくなって貯金ができなくなる。将来が暗くなる。
  • ローンは定年までに払い終えられるようにする。
  • 計画を立てる時はローン以外の出費も計算してみる。家を買う時は金融機関への手数料や登記費用などがかかる。新築で大体5%、中古で10%はみておく。頭金と合わせると家の価格の25%~30%の現金が必要になる。

今後10年のライフプランを考えて、夢と希望と現実をすり合わせる練習をしよう

  • 20代はスタートを切ったばっかりで周りとは対して差はない。
  • でも将来を見据えてその方向に進もうとしている人と目標を持たずにふらふらしている人では10年後はずいぶんと違ってくる。
  • 正しく前進していくためにはゴールを持つことが大切だ。
  • ゴールを持つためにライフプランを考えて見よう。
  • 今後10年間を1年ずつ区切りこの年には何がしたいか、この年までに何を達成したいかを記入していく表だ。
  • 記入した表は目につきやすいところに貼っておりに触れて考えて見よう
  • 今の生き方でこの10年間を予定通りにきちんと埋めていけるのか。
  • 予定どおりにはなかなか行かないからときどき変更が必要だ。
  • 年に一度10年分を作りなおそう。
  • ゴールを見つめていると今何をやるべきか自然に見えてくる。
  • 目標を持ったら諦めないこと。

20代、30代で個人年金に入るのは損。備えるのは40代からで十分。

  • 貯める目的が老後の為になると話が変わる。その前にやりたいことはないのか。
  • 20代、30代から保険会社の個人年金や変額個人年金などに入る人がいる。
  • 確かに理論的には準備期間が長いほど月々の積立額は少なくすむし、福利のメリット(利息に利息がついて増える仕組み)も大きく生きる。
  • けれど20代の10万円と60代の10万円は全然価値が違う。
  • 20代はこれからの人生の土台作りの時。
  • まず今後10年を考える。
  • この土台ができる前に40年先のことを考えても意味がない。
  • 個人年金や変額個人年金は使い道を老後に固定してしまう商品。
  • 途中で解約してしまうとペナルティがかかって損をする。
  • でも20代の予定は未定でこれからどんどん変わっていく。
  • 資金を固定すると失敗する。
  • 20代は貯金するが固定しないが鉄則。
  • 財形貯蓄、積立定期預金、ファンドを組み合わせて積み立てていこう。
  • 40歳から65歳までたっぷり25年の準備期間がある。

20代のいま、やっておくべきお金のこと新版 [ 中村芳子 ]
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